「はっぴー腐女子」を立ち読み2
続きです。
- 同じネタがあるんですけど・・・
四コマ漫画、ショートストーリーマンガで構成されているアンソロジーですが、
「俺とやおいとどっちが大事なんだ?!」
「それって、“私と仕事とどっちが大事なの?!”ってきくのと一緒だから。ていうか、ベクトルが違うから比べられない」
こんな感じのネームが、違う作者さんですが、2カ所でつかわれています。同じネタを読まされても「またか」と思ってしまうので、できれば編集の段階でどっちかやめて欲しかったかな。もしくは、「オチ」を別のものにするとか。そうすればネタがかぶるんじゃなくて、二度楽しめることになったはずなのに。
- やっぱりターゲットとネタのバランスが気になる
腐女子自身が、その腐女子たる面を強調して描いたマンガとしては、C!! 9 (キャラコミックス)や、電脳やおい少女 1 (バンブー・コミックス)あたりを記憶している。こちらはどちらかというと自虐マンガではあるが、ターゲット層が腐女子自身であり、かなり深くやばいことまで描いても大丈夫というタイプ。これらを読んだことのある自分としては、どうしても「パンチが弱い」と感じてしまう。もっと!もっと腐女子はすごい(よい意味でもよくない意味でも)はずだよ!
しかし、そんな「すごい」ネタを披露されても、慣れていない層は困りますよね。