30男を可愛いといってみよう

ちりとてちん「総集編 前編」ですが、あれだけ長い物をまとめるわけで、たくさんのエピソードが削られてしまったのですが、その中でもA子とB子の確執は、大阪にきてからは影が薄くなってました。大阪では、徒然亭(復活)中心だから仕方ないのか。
A子とB子の関係は、子どもの頃をおにゃのことして過ごした人間なら誰でも覚えのある関係だと思います。そういう、リアルでありそうな人間関係と、B子がけっして「優等生過ぎない」ところが、やっぱり感情移入しやすかったんだろうなあ。


ところで、前編を観ていてしみじみ思ったのが、
「やっぱり四草は可愛いなあ!」
ということでした。そんなとこかよ!


「師匠が自分たちを捨てたんだ」って涙するところとかは、クールの振りをして熱いところがかいま見えるし。徒然亭に戻るって草々に言いにきたときも、一生懸命ポーカーフェイスを保とうとしてるし。いちいち可愛らしいです。師匠じゃないけど、頭をなでなでしたい。
日頃、強いモノ(強いと決められてるモノ、強くあろうとしているモノ)が、ふとした拍子に見せる弱い部分というのは、なんであんなに可愛いのかなあ、と思います。ギャップ萌えでしょうか。大人の男っぽくなりはじめた30歳代男性が、それでも弱さを隠しきれなかったときとかは、かなりしびれます(たぶん)。自分が高校生の頃が一番30歳代男性のそういうところに、萌えていた気がしますが。だって自分も30歳になると、30歳代男性が「大人の男」だとは思えないので、ギャップはなくなりつつありますしねw 年上の男のことを「かわいい」と言えるのは、「女子として育った者の特権」だと思っているので、今後も発揮するつもりですけど。

ま、四草の場合は「+末っ子気質」に萌えていますかねー。


それから、ちりとてちんを腐的に(も)鑑賞するようになったきっかけ、というのを、思い出してみましたら。
どうも、「(師匠が復活するきっかけになった落語会で)泣きながら寿限無やる小草若」だった気がしてきました。職場でみんなと観ていたときに「ちょっと、こんなの昼間っからTVで流していいの?」と、どぎまぎした覚えがありますから。こんなの、って、どんなのだよ!?別にやばいシーンじゃないぞ。
小草若があんなに感情豊かなタイプだと知らなかったので不意打ちだったのと、あとはたぶん……。…いぢめてみたくなったのかなぁー…?「もっと泣けばいい」と思ったのだと思います…。ううう、自分が変態に思えてきたわ。うーん、たぶんそこには、ある意味性的な感情も存在したのだと思います。ええ…。

それまで、小草若は「おかしなテンションの人」であり、「喜代美と草々の仲をじゃまする人物」だったので、あまり好きじゃなかったのですが、この一件以来、どうも小草若が最愛の人になっていた気がする…あまり自覚がなかったけど。これでは、喜代美に殴られてフォーリンラヴした小草若を笑えないなあ。


リアルタイムで観ていたときは、若狭は別格として(大好き!)、やっぱり小草若と四草が好きだったのですが、そういえばこの二人が同居していた頃の心境とかズレとかを、当時はあまり考えていなかったので、改めて見直したくなっています。うーん、やっぱりDVD-BOX欲しいワー。


ちなみに、カップリングはだいたい固定されてきました。ずっと自分は、草々が左で小草若が右、だと思っていたのですが、どうも四草が左で小草若が右なのが、本命みたいです。自分のカップリングって、たまに予想とずれてるから困る…!!どんだけ自分のこと見誤っているんだよ、っていう。「好みのタイプと、実際好きになる人は違う」っていうのと一緒ですか?(違いますか)



総集編DVDが、やっと明日届くみたいなので、「まいご三兄弟」ともども、楽しんで見まくるつもりです。