日本ひきこもり協会が提供する、月〜土の朝昼放送しているけど何故か朝の連ドラといわれる、アレに萌えてみる。
暗い話ばっかりでつまんないので（私が）、たまには801のお話など。
っつーか、職場の環境のため、毎日お昼に某連ドラ（朝に15分やってお昼に再放送するやつ）を見ているのですがね。
最初は高校生時代の主人公（ヒロイン＝きーこ、と呼ぶことにする）が可愛くなくて可愛くなくて、こんなぶさいくな娘（愛嬌はある）をヒロインにするのは珍しいなー、と思いつつ。美人な娘さんも大好物（主に男性的な目線で）な自分は、たしょう残念に思いながら観ていたのでありますが。幼さを出すためにおさげにしてたのが、可愛くなかった原因だったようで、高校出て髪の毛おろしたら、そこそこ可愛らしくなりました。よかったよかった。
腐女子らしい視点で見てみると、ヒロインの下宿先の落語家一門の師弟関係がおかしい。
そこの師匠（草若：そうじゃく）は以前ある理由で高座に穴をあけて落語をできなくなっちゃった（落語界から総スカン）らしいのだが、散り散りになった弟子たちのうちの一人の草々（そうそう）は、「師匠の側をずっと離れません！」とかいって、酒飲みのぐうたらになった師匠の世話をかいがいしくしている。外見が、なんか「カウボーイビバップ」のスパイクとかぶるんだけど、この人。パッと見は「アフロになった長瀬（TOKIO）」です、目の辺りの印象が似ている。っていうか、アフロだよ、アフロ。落語というより、ギター振り回してバンドやっていそうなタイプに見える。飛び越えてウクレレとか。
とにかくこの人は、師匠ラヴ。きーこが来るまで、ごはんの世話はこの人がしていたみたいだしな。きーこが師匠に、「なんで落語しなくなっちゃったんですか？」「賑やかだとごはんがおいしいですね」などと、弟子がたくさんいた昔のことを思い出させるようなことを言うと、「ちょ・・・お前、師匠にああいうこと言うな」と凄んでくるし。そもそも、きーこが下宿したきっかけだって「お前（きーこ）がいると、なんか師匠が元気になる気がする、ここにおってくれ！」って草々が頼んだからだし。あんたどんだけ師匠が大事なの、わたせつねひこだけど、ぐうたらで酒飲みのおじーさん役だよ。
などと突っ込みつつ。（独りで心の中で突っ込んでいます）
先日はその弟弟子の四草（しーそう）のお話で。「人を人とも思わぬ冷血なやつ」と草々から言われるほどのひどい男らしい。その証拠に、部屋に女を連れ込んでたと思えばいきなりその女を半裸のまま廊下に追い出したりする、という描写があったりする。
四草のところに、草々と、その兄弟子の草原（そうげん）の二人が、「師匠の元に戻ってまた落語をやってくれ」って頼みにくるんだけど、もちろん四草は、「あんな師匠のところで落語なんかやらん。もう、落語自体やる気がない」と突っぱねる。
草原「せやけど、そもそも師匠を置いて逃げ出したんは、おれら弟子たちやろ」
四草「違う！ あの時は師匠が先におれらを捨てたんや！ 師匠は勝手にほかの一門に俺たちの世話は頼んであるとか言いよって・・・（俺はずっと師匠についていくつもりだったのに）」
草原「四草、それは師匠が俺たちの落語家としての道を閉ざさんようにって・・・」
（四草の回想）-------------------
草若「お前は○○をやれ（←寂しい男の話かなにかだったような）」
四草（まだ若くて着流し）「嫌ですよ、ガラじゃないですから」
草若「（目を細めて）いーや、お前にぴったりだよ」
ニコニコしながら草若、とつぜん四草の髪の毛をかいぐりかいぐりしてやる。ツンとした顔をしながらも、まんざらでもないらしい四草。
（回想終わり）-----------------------
四草、草若のなでなでが、実は相当嬉しかったらしい。
そこへ、突如、部屋にいた九官鳥が、落語の一節を語りだす。「せをはやみー。せをはやみー」
四草「ちょ・・・お前、だまれ・・・っ」ガタガタ、九官鳥に躍りかかる四草。
草々「お前・・・お前も、ずっと独りで練習しとったんか」
草原「（ガラガラ窓ガラスを開ける）こっから、天狗座（落語の吉本みたいなもの？って、たとえが逆じゃろうて）よくみえるやんけ。天狗座に出前とどけながら、お前も落語忘れられんと、聞いておったんか」
四草「（泣き出す）」
な ん と い う ツ ン デ レ ！
草々のように、いや、それ以上に師匠を慕い、愛した弟子がいたとは！
なんで「冷血な男」の部屋に九官鳥がいたりするのか、それはここで鳴かせるためか！そんなことかよ、という突っ込みよりも、草々の解りやすい愛情表現よりも、四草のひたひたとした厚い愛に目から鱗がボロボロボロボロ。ですよ！
四草は一人もんだし、部屋はバイト先の寮みたいなところだったから、もちろん、戻ってきたら、師匠の家の貸部屋にはいるんだよね。ふむふむ。夜ばいし放題ですね、うん。
なんだか、生きる希望がわいてきた、風邪ひきさんの日記でありました・・・。頭沸いてるー沸いてるー。
